2014年5月25日日曜日

スワンネック手術(身近な風景)

先日の事になります。

去年晩秋に手術した左中指の「スワンネック指」に続いて、
今度は右薬指の手術。
これも「スワンネック症状」。

両方とも「ばね指(弾発指)」の手術治療済み。
 
     ばね指の過去の記事は大体この前後あたりです。

弾発指の手術と関連はない。
たまたま同じ指に新たなスワンネック症状が発症したというだけのこと。
というけれど・・・・・ヽ(~~~ )ノ ハテ?

まぁ、左中指&右薬指の「ばね指」と「スワンネック指」の手術を1回ずつ。
計4回の手術をする、という結果になった。

手術を数時間後に控えて点滴開始。

前回より何とも言えない不安が沸き起こっていたここ数日。
手術そのものは怖くない。

左中指の手術の時よりも、手術自体は怖くはない。
ただただ、この点滴から始まって次に来る麻酔。
麻酔が体に少しずつ入る。(鎖骨付近から麻酔液注入)
指先・腕・肘・そしてまた指先。
ズッド~ン。ビリッ!ビリビリ!と麻酔が効いてくるのがわかる。
効いてくる箇所箇所でズッド~ン。ビリッ!ビリビリ!というのが
結構痛いのですわ。
手術後の一夜を手を上に吊り上げて過ごす。
ほぼ一か月の関節固定。
これらすべてが、日常生活の制約受けることに対する不安。
不安というより、ストレスなんだろうと思う。
一回目は未知の世界。
今回はその過程がわかるだけに、不安を感じることはないはずなのに、
不安にすり替えた「ストレス」

それでも「スワンネック」から解放されるためには、
どうしても受けなければならない手術。
(スワンネックの状態の指動画はこちらへ

今回手術をしてくれるDr.に診察をお願いしてから、
経過観察をして頂いていたけれど、
一向に良くならず、日常のなんやかんやの手先の仕事に支障がでる。
そして、その満足に手先が使えないことによるストレスは、
わたしのなかでピークに達しつつあった。

前にも書いたように、Dr.は「100%には戻せないよ」って。
「指が突っ張らないように、指の伸びすぎに制動をつけるからね」って。

左中指も、「手タレ」がポーズをつけたように、ちょっと斜に構えた指になった。



右手薬指もこんな風に角度がつく。
でもね、上から物が掴めるのだわ。
今はダメ。
自分のお財布をバッグから出そうと、バッグの口に手を突っ込み
上から掴んだお財布、バッグから出したか出さないかってところで、
「ボット」って落としてしまうのです。

新玉ねぎの美味しいこの時期。
スライスしたた玉ねぎ・・・ざるに入れてサッと水洗い。
ざるの玉ねぎを手を使ってお皿に分け入れる…
スワンネックの指が、その動作をスムースにさせてはくれないのです。

さぁて、手術も無事終わり、

自分の腕であっても自分で動かせない麻酔の効いた
木偶の坊(でくのぼう)のような腕をつるして手術室から病室へ帰ってきました。
これを一晩吊り上げながら就寝です。

お夕食はしっかり食べました。(#^.^#)
  (病院食はまた別なページに書きましょう)
Dr.が手術後の様子を見に来てくれた。
「出血もないようだね。
麻酔が効いているから痛みはまだないね?」

眠くてたまらない。
ウトウト・・・・点滴交換のため3度ほど看護師さんが病室に出入り。
そのたびに目を覚ます・・・とは言っても
眠っているのか起きているのかわからない、夢うつつの数時間。
眠くて眠くて目も開けていられないのに、
看護師さんが病室に入ってくれば重い瞼を開け、
問いかけに答える。
「痛みませんか?」
「大丈夫です」
「指動きますか?」
「まだ麻酔が効いていて動きません」・・・・・・

再び眠りに引き込まれる。
手術室の会話が聞こえる・・・これは夢。

時計を見る。
20:43
23:22
01:56   手のしびれがなくなってきた。指先に触る。
        触られていると感じる。
        麻酔が切れてきた。
03:16
  ・
  ・
  ・
夜が明けた。
 
指は…感じる。
すっかり麻酔が切れたようだ。
痛みはない。


この日の朝日
              朝の5:18
晴天の一日を思わせる朝日。

朝食済ませ、
朝の手術痕の消毒処置を受け、
会計を済ませ、
退院。

一週間後の抜糸。
三・四週間後の抜去手術
(関節固定のために指の中に挿入されている金属を抜く)
ちなみにね、

これは左中指の時ですが、右手薬指も同じような手術痕です。






★頂いたコメントの返信

*Kaltupabashi asakusaさんへ
スワンネックの術後は、ほぼ一か月間副木と第二関節に
金属が埋め込まれていましたので、不自由さが長かったです。
だから「脱皮」がすごかったですよ( ´艸`)ムププ
体のどの部分もそうですが、
普段なにも思わず無意識に動かしていた手指。
使えなくなって初めてありがたさに気付くという、
一般的な考えに頷くんですよね。
そしてその時の気持ちを時間とともに忘れ、使える手指が当たり前。
だから、その時のことを忘れないようにと、こんな形でUPしました。

手術。なんらしか、どこかしら多少なりとも「バランス」が崩れる
ということもあるそうです。
何事もなく「ばね指」「スワンネック症」から解放される方も
いらっしゃるのでしょうが・・・
Kaltupabashi asakusaさんも、どうか労わってお大事になさってください。
   (2015.4.29am7:58 追記)

1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

何故か分かりませんが病院で自身より重い症状の人のお話を聞くと尊敬するように、ブログを拝見させて頂き
「この人のように強くなれない、スゴすぎ!!」
と思いました。

何より凄いのはグチが全くなく、このように動画やブログをしているところです。
私なら精神的に(今でもかなり凹んでいますが・・・)まいって何も出来ません!!

私なら本当に本当に失礼ですいませんが映画のフランケンのような傷がこのように手に2箇所で、しかも斜めでしたら気を失ってしまいます。

写真では指がとれてしまわれて、くっつけたのかと思ってしまいました。
それ位スゴイ傷に見えました。。

お世辞抜きで、こんなに強い人初めてお見受けしました!!

ことばがもう出ないです!
それ位、尊敬しています。凄いです!